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2022.12サントリー ウイスキー事業部部長の角ハイボール立ち上げ当時の裏話!
いよいよ連載最終回!なんでも酒やカクヤスの“角瓶倶楽部”
最後は、サントリー株式会社スピリッツカンパニー ウイスキー事業部の奈良部長より、角ハイボール立ち上げ時の、あまり知られていない苦労や思い出について語って頂きます。
1. 20年以上続いたウイスキーのダウントレンド
高度成長時代に日本のウイスキー市場は拡大し、1983年には4千万ケースを販売するまでに至りましたが、1984年の“焼酎ショック”や“チューハイ”による、若い世代の低アルコール嗜好、また1988年の酒税改正などが重なり、ウイスキーはダウントレンドを迎えていきました。
角瓶も約20年以上販売量が落ち続け、その間にお客様はウイスキーを飲む機会を失い、どんどん負のスパイラルに陥っていきました。
そんなダウントレンドの中、私は2008年に角瓶ブランド担当として、ウイスキー部に配属になりました。
当時様々な消費者調査を実施しましたが、やはり特に20代・30代の若い方にとってウイスキーは、度数も強く、食事に合わない、古臭いというイメージでした。
当社には営業推進部やグルメ開発部といったチームがあるのですが、彼らから、角瓶をビールやチューハイのように、“ジョッキ”でハイボールを飲むスタイルや、“角ハイボールタワー”という強炭酸でハイボールが美味しく作れる機材の開発の提案をもらいました。
2. 新たなスタイルには社内の反発も!?
当時我々は20代後半から30代の若いプロジェクトチームでしたが、「これで若い方のイメージを払拭できるかもしれない!」ということで、“ジョッキスタイル、強炭酸で、レモンもひと搾りして楽しんでいただく角ハイボール”のアイデアが出来上がりました。
ウイスキーのつくり手や、女性の意見も取り入れ、角ハイボールが誕生しました。
ただ、この“ジョッキで飲んでいただく“ウイスキーにレモンを加える”ということに対して、“ウイスキーはそんな風に飲むものではない”と社内でも大きな反発があったことを覚えています。
当時は「なんとかウイスキーを復活させたい」「多くの若い方に楽しんでいただきたい」「この飲み方とバランスが、今の若いお客様に一番受け入れられるスタイルだ」と、熱く社内でプレゼンテーションし、会社の上職者を、消費の現場であるジョッキスタイルで提供する飲食店様に連れていき、何とか承認を得たことが強く思い出に残っています。
3. 地道に続けてついに花開いた角ハイボールブーム
こうして始まった角ハイボールのマーケティングですが、最初から順風満帆だった訳でありませんでした。
飲食店様でお取り扱いをいただいても、なかなかお客様にご注文いただけず、悩んだ時期もありました。
ただ、地道に“飲用時の品質”を高めるセミナー活動を全国の現場で推進したこと、そしてマーケティングでは2009年に角ハイボールのTVCMを本格投入し、その後、角ハイボール缶の発売を含め、小売店の皆様に店頭を盛り上げていただいた事で、いまでは沢山のお客様にご愛飲いただけるようになりました。
特に、立ち上げ当時から変わらず美味しいハイボールを提供し続けていただいてる飲食店様のお力なくして、現在の立ち位置はなかったと、心から感謝しています。
これからも、サントリーは角ハイボールを中心に、“飲用時品質”にこだわり、お客様に美味しいウイスキーをご提案し続けて参ります。
2023年は日本でのウイスキー誕生100周年。今後ともサントリーウイスキー、並びに角ハイボールのご愛飲をいただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
角瓶倶楽部のご購読、誠にありがとうございました!
「カクヤス角瓶倶楽部」は、
ウイスキー角瓶をもっと美味しく、もっと愉しく味わう為に、味わい以上の魅力や価値をたくさん伝えていきます。
株式会社カクヤスのスタッフとサントリー酒類株式会社のスタッフが
タッグを組んで取り組んでいきますので、是非お楽しみに。
#角瓶倶楽部
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